韓国地方旅行のすすめ(群山編)
日韓関係が悪化する中で、最近友人知人から「韓国旅行する予定なのだけど大丈夫かな?」「日本人だから危ない目にあったりしない?」という質問を受けるようになりました。
私の考えとしては、
①この数か月間で韓国旅行をめぐる安全性・危険性が大きく変化したということはない。
(一つの暴行事件で全体を議論するなど、最もナンセンス)
②為替レートやLCCのダイナミックプライシングが日本からの渡航者には有利なタイミング。
上記の理由から、韓国旅行に来るタイミングとしては、今はいいタイミングということもできると思っています。さて、そんなある意味お買い得になっている韓国旅行ですが、「韓国行ったことあるけどソウルしかいったことない」という人も多いのではないでしょうか。そこで今日は韓国地方旅行のすすめ第一弾として、最近私がふらりと訪れた群山を紹介できればと思います。
ソウルから南に2時間半。港湾都市として栄えてきた群山。韓国には珍しく日本の植民地時代の建物が今なお多く残るエリアでもあります。
ふらりと一人旅。私はバスから降りてまずは製紙工場を結ぶ運搬用路線として2008年まで貨物列車が運行していた京岩洞チョルキル村に向かいました。
今は、線路を挟んでお店が並び立っています。中でも目につくのは学生服をレンタルしてくれるお店。20代のカップルから中高年グループまで、ノスタルジックな学ラン・セーラー服に身を包んで記念撮影をしていました。
お店の少ない側を歩くと、いかに線路が住宅街の真ん中を走っているかが分かります。群山には、他にも廃線になった国鉄のレールが町中に突如現れたりと、鉄道好きにとってはたまらない町だと思います。私も、体の中にある「鉄分」をくすぐられました。
鉄道村を後にした私は中心市街地へと向かいました。群山は映画「8月のクリスマス」のロケ地としても有名です。舞台となった写真館では、今なお多くの人が記念写真をとっていました。私も高校生の頃に、この映画を観ました。なんとももどかしく、切ないストーリーに涙した一人です。
また、群山には今なお多くの日本式住宅などの建築物が残ります。
中にはお寺などもありました。なんとなく日本人としては、親近感を覚えてしまうのですが、複雑な時代背景を思うと色々と考えてしまいます。ただ、韓国においては、日本植民地時代のものはとにかく壊してきた地域も多いだけに、歴史を記憶するためにあえて建物も残すというスタンスを、私は評価できると思います。
あとは、写真を撮り忘れているのですが、水産物含め美味しいものも多い都市でした。ちょっとノスタルジックで見どころの多い群山。おすすめできる観光地です。
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