2020年のおすすめ映画5選
2020年も暮れ行きますね。1年を振り返ってみると、映画館でおうちで、新旧あわせて100本以上の映画を観た年でした。
そこで今日は今年公開の映画から印象に残った5本(洋画2本、韓国映画2本、邦画1本)をご紹介したいと思います。
①『1917 命をかけた伝令』
ワンカット(に見える)構成。戦争とそこにある自然との対比。淡々とスペクタクルという不思議な1本。正直これは家で観ても伝わらないと思います。IMAXで観るべき作品です。
②『ジュディ 虹の彼方に』
レネー・ゼルウィガーの凄みを感じた作品でした。ボロボロになりながらも絞り出す、圧巻の歌声を完璧に表現していました。個人的にも、ジュディ・ガーランド=『オズの魔法使』なので、その後のキャリアにこんな苦悩があったということをこの映画で初めて知りました。
③『焦眉の関心事(초미의 관심사)』
梨泰院クラスなんかより、梨泰院をよく描いた母と娘のバディムービーでした。ラッパーCheetahがいい味を出しています。個人的には黒人だけど韓国生まれなので英語を話せないキャラクターが、梨泰院の携帯電話屋で必死に韓国語を話しているのに一言も通じないシーンがツボでした。
④『南山の部長たち』
朴正煕暗殺事件が起きるまでを事実に基づいて描いた一作です。イビョンホンの抑制された演技が、映画のアンカーともなり、説得力ある作品となっています。日本でも来年1月22日公開とのことで是非観に行かれてはいかがでしょうか。
⑤『なぜ君は総理大臣になれないのか』
タイトルが全てを物語っています。青年が政治を志し、苦悩し、もがいていく様を克明に描ききっています。まっとうな感覚を持った普通の人が、どうすれば政治の第一線に立てるのか考えさせられました。
というわけで、2020年おすすめの5本でした。
最後に一つ言えるのは、映画は映画館で観ましょうということ。
換気もばっちりで、会話の少ない映画館は感染リスクが比較的低い娯楽施設です。
家で観るのもいいですが、それだけで「映画」を観た気になっているのはもったいない。
映画館でこそのプレミアムな映画体験を2021年はもっと楽しみたいなと思います。
それではみなさん、少し早いですがよいお年を。
0コメント