映画から考える朝鮮戦争
去る6月25日は朝鮮戦争が開戦して、69周年の記念日でした。
この6月25日は朝鮮半島の歴史にとって大きな意味を持つ日であると同時に、朝鮮半島分断の遠因ともなった日本の植民地支配も含めて色々と思いを馳せる日でした。
しかし、だからといって朝鮮戦争の歴史を真正面から勉強しようかとは中々ならないもの。そこで今日は朝鮮戦争を描いた映画で私が大好きな3作品をご紹介。
まだ観ていない作品がある方は、是非チェックして、朝鮮戦争の歴史も学んでみてはいかがでしょう。
①ブラザーフッド
仲のいい兄弟が朝鮮戦争をきっかけに南北に分かれて戦うことになるという、ある意味よくある映画ですが、その兄弟愛・家族愛に観ていてぐっと来るものがあります。この映画はフィクションとはいえ、家族が南北に分かれて戦うことになるという話は、韓国でもよく悲劇的に語られることがあるストーリーです。そういった歴史的背景も含めて考えさせられるものがあります。
②高地戦
朝鮮戦争の休戦協定が締結されてから、発効されるまでの12時間の最後の戦いを軸に、戦争の惨たらしさと不条理を描いた作品。戦場描写のリアリティでいくなら、ブラザーフッドよりも素晴らしく、完成度が高いと思います。個人的には、色々戦争映画を見てきた中でも特に記憶に残っている作品です。
③国際市場で会いましょう
こちらは朝鮮戦争を描いた映画というよりは、朝鮮戦争によって家族が離れ離れになったことを出発点として、主人公のその後の人生と韓国現代史のドラマを描いた作品です。当時、韓国で記録的な大ヒットとなりました。現地の映画館で観た私は大号泣してしまいました。朝鮮戦争、ベトナム戦争、離散家族問題など韓国現代史のエッセンスをぐっと凝縮しているので、おおつかみの歴史のおさらいとしてもいいかもしれません。
映画を通じて知れる歴史は、もちろんフィクションの部分も多いです。しかし、歴史の断面しか見れないとはいえ、悲惨な歴史に向き合う第一歩として重要な役割を果たしているように思います。これを機に、朝鮮戦争の歴史、学びなおしてみませんか。(私も学びなおします。)
今度は、大好きな韓国映画全般についての記事も書いてみようかと思います。
それでは、アンニョン!
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